ドラマの時間 ~感情を動かしてくれるドラマは、ある意味、優れたドラマと呼べるような気がします~
感情を、揺り動かして止まないドラマ。
そんなドラマが観たい。
ドラマ「太陽の女」は、情動に訴えかけて、私の傷口をえぐるように迫ってくる。
架空の物語ながら、何故にこんなに心を動かすのだろう。
初めから期待していなかった「梅ちゃん先生」
予想通り、期待外れでしたが、ヒロインの可愛らしさとか、脚本を離れたところは、
よいのではないでしょうか。
「太陽の女」を観ていると、何故、こんなに、心の中を色々な形に、変形させ、
波紋を残すのだろう。
名前のないある感情が生まれて、この話の台詞に、研磨された巧みの技と心を感じます。
「鍵のかかった部屋」
とか、論理だけで構成された機械ミステリもよろしいですが、
人間の感情の描き方。
やはり韓流は、秀作が多いです。
今まで見た韓流もそう多くないですが、
「エデンの東」「天使の誘惑」の次に、「太陽の女」は、来るでしょうか。
ただ二作は、やり過ぎなので、
リアリティでは、「太陽の女」が一番です。
しかし「エデンの東」のようなドラマ、よく生まれたと思います。
宿敵、シンテファンがイ・ドンウクに言う台詞。
「おろかな奴め、今度、同盟ストライキなどやったら、
再び拷問で、もう一つの片目も、無事じゃいられないぞ。
謙虚になり、息をひそめ、死人のように生きろ」
イ・ドンウクの反論。
「シンテファン、この手でお前を裁いてやる日まで、死なずに待っていろ。
後悔も反省もない、獣のような人間のまま、その時を待っていろ。
悪道の人生。
二度と戻れない破滅の道へと (必ず首席で検事になって) この手で叩き落としてやるからな」
「このシンテファンを裁くだと。お前の親父も私にはむかっているうちに、
自分から破滅の道へ落ちていった。
人生は自分の思い通りにならないことを、拷問死で悟らなかったのか」
「いつかお前を、俺たち家族全員の前にひざまずかせ、みじめな人生にしてやるからな。その日まで死なずに待っていろ、シンテファン」
別のシーン。
「ドンチョルさん、もうシンテファンへの復讐なんてやめて」
「いや、シンテファンの会社で、労組の組合長だった俺の親父は、シンテファンに逆らったことで、事故死に見せかけて、奴に抹殺させられたんだ、俺も母親も、弟(イ・ドンウク)の人生をもめちゃくちゃにしてくれた。
だからこの復讐は必ずやり遂げる」
母親が、イ・ドンウクに言う台詞。
「ドンウク、もう学生運動は、やめるんだ。シンテファンに力で立ち向かっても勝てない。その挙句、あの男はお前を、監獄にまで入れた。だから、勉強するんだ、ドンウク、勉強だけが、あの男に勝てる道だ。
命がけで勉強して、必ず検事になるんだ。そして、あの男を法で裁くんだ」
「わかったよ。
だけど、本当に必ず倒してみせる。
本当に、あれだけ素晴らしかったドンチョル兄さんの人生をも台無しにし、
それでも兄さんは、僕にこう言ってくれたんだ。
「俺はお前と違い、闇の世界に足を踏み入れてしまった。
今は、裏社会で生きている俺を踏み台にしてでも、ドンウク、お前は、勉強して、世の中を照らす光りになれ、お前の成功は俺たち一家の望みだ」
イ・ドンウクのその言葉に母親が答える。
「そうだ、お前の兄のドンチョルは、町の秀才だった。何でも一番だった。
それが、親である私たちのせいであいつの人生を無茶苦茶にしてしまった。
何故、少年院に入り、脱獄までしたのか、
ドンチョル、
ドンチョル、
あの子のことを思うと胸がえぐられそうだよ」
このドラマ「エデンの東」は、イ・ドンチョルと弟イ・ドンウクの激動の人生を描いた作品でしたが、私が観たドラマの中で最も脚本が優れた作品のような気がします。
(特にイ・ドンチョルが格好良すぎですよね。しかし、台詞の密度が凄すぎです。感情と知性と表現力。ただの技巧でもなく、感情だけでもなく、この脚本と台詞は、何かこのドラマの中で体験に近い、その時代や状況の空気でもその場で吸っていないと、出てこないよう台詞がバンバン出てきて、書き手の魂が込められている作品かと私は思います)
いえ、脚本は第二位でした。
第一位は、花登筐作の「あかんたれ」です。
「あかんたれ」の脚本ほど、情動と、技術が高度なものを私は知りません。
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